2011年東北地方太平洋沖地震では、北海道から関西に至る広大な地域で強震記録が得られた。多くの観測地点では貴重な強震記録が得られたが、残念ながら種々の理由で、記録を取り逃がした例も見られる。このような事例を検証しておくことは、次の大地震に備えるうえで重要な示唆となると考え、ここにまとめておきたい。