**手引きの目的 [#c7664db7]
*手引きの目的 [#c7664db7]

強震観測小委員会は、強震観測の普及と強震記録の有効活用の推進を目的とて、日本建築学会の構造委員会振動運営委員会傘下に設置されている研究委員会である。この「強震観測の手引き」は、強震観測小委員会の活動の一環として作成したものである。

強震観測は地震時の地盤や建物の揺れを計測することであり、そこで得られた強震記録には多くの有益な情報が含まれている。強震観測の重要性は専門家にとっては共通の認識だが、一般の認知度は決して高くはない。また、興味を持つ技術者がいたとしても、どのように観測を行ったらいいか、参考となる資料がないのが現状である。

「強震観測の手引き」は、強震観測が実際にどのように行われるか、強震観測から何が得られるかについて、最新の知見をわかりやすくまとめることを目指してる。強震観測に関心を持つ技術者はもとより、地震動や地震時の建物の揺れに興味のある多くの人たちが、強震観測に理解を深める一助となることを願っている。

RIGHT:(鹿嶋)
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