主な強震記録の書式 †K-NETおよびKiK-net †防災科学技術研究所のK-NETおよびKiK-netの強震記録は、アスキーおよびバイナリの二つのファイル形式が定義されており、ダウンロードの際いずれかを選択できる。 アスキーフォーマットは、1成分1ファイルのテキストファイルとなっており、成分ごとにファイル拡張子が決められている。K-NETであればEW, NS, UDの3つのファイル拡張子を持ち、拡張子はその成分の方位である。KiK-netであればEW1, NS1, UD1, EW2, NS2, UD2の6つの拡張子を持ち、1が付くものは地中の、2が付くものは地表の各方位となる。 バイナリフォーマットは、WIN32形式に沿って圧縮されている。 気象庁 †気象庁が編集し, 気象業務支援センターがCDで頒布している強震記録は観測機器や観測機関によっていくつかの書式が存在する。いずれの形式でも, NS, EW, UDの3成分が1ファイルに収録されている。また、CDの刊行に先立って、気象庁のホームページで強震記録が公開される場合は、カンマ区切り(CSV)のテキストファイルとなる。 87型強震計 †16bitでAD変換された加速度データが非圧縮のまま収録されている。ファイル名は観測日時から付けられ、ファイル拡張子は観測点記号となる。 95型震度計 †AD変換値がWIN形式で圧縮され、そのバイナリ値を16進ASCII(ヘキサアスキー)変換したテキストファイルとなっている。ファイル名は観測日時から付けられ、ファイル拡張子は16進表現の観測点記号となる。 自治体震度計 †大きな地震が発生した場合, 自治体の震度計の記録も気象庁が収集し、気象業務支援センターが気象庁の記録ととも頒布している。自治体の震度計の記録ファイルは気象庁の95型強震計のものと異なり、3成分の加速度値がサンプル毎に1行に並んだ, 固定長またはカンマ区切りのテキストファイルとなっている。ファイル名は観測日時と観測地点番号の組み合わせ、ファイル拡張子は観測点コード(2003年), acc(2004年〜2007年), acまたはCSV(2007年以降)。 USGS (米国地質調査所) †CGS (カリフォルニア地質調査所) †COSMOS † |